眠る前の一冊


 かのこさんから、ひと花会のグループLINEに送られてきた一枚の写真。
 どこだと思う?
 ここが図書館だなんて😳
 うらやましい杉並区❣️
 こんな図書館が近くにあったら、まさこも、もっともっと読書に時間を割いてただろうなぁ。
 ここのところ、心身ともに急き立てられ、追われる日々に、本もあまり読まなくなっていました。少しの暇には、Netflixで韓流ドラマを観てるか、携帯の情報見てるかのどちらかで😥
 時折り、おいおい!残り少ない人生なのに、こんなんでええんか!?と自分に問うてみたりもするけれど・・・。

 一昨日の夜、いろいろ思うことがあって頭の中が飽和状態。眠りにつくのが難しそうだと判断。こういうときは寝ようとあがかないこと。ゆっくり起き上がり、明かりをつけて読書することにしました。
 まさこには、近ごろ郵パックで文庫本を届けてくれるサンタ🎅くんがいます。40歳近い教え子のアイチくんが、何を思ったのか、思いついたときにちょいちょい送ってくるのですが、これがなかなかまさこの好みにマッチする本をセレクトしてて、ちょっと驚き🫢
 まさこは、ずいぶん前、垣根涼介の「君たちに明日はない」シリーズにハマってたことがありました。会社のリストラが中心に描かれるオムニバスの物語ですが、そこに描かれる人間模様に引き込まれて、一気読みしてたシリーズでした。
 そして、アイチから最近届いたのが、垣根涼介の「ワイルド・ソウル」😳おやおや垣根涼介なんて、懐かしいやん!と、手に取り、少しずつ読み始めていました。寝る前のベッドでまるで眠り薬のように。

 その夜も、では続きを読むかな!とベッドに持ち込んで読み始めたのですが、これが、どハマり。眼(まなこ)らんらん上巻を一気に読んでしまいました。
 戦後すぐのブラジル移民政策が背景のフィクションですが、モデルがいるのではないかなと思えてくる表現のリアルさ。アマゾン奥地の未開の土地で苦闘した人々の壮絶な生き様が描かれていて、当時の移民政策=国民を騙して移民させる国策の酷さに、怒りが抑えられなくなります。
 ちょうどときを同じくして、日本の国会で、入管法改悪案が強行採決されるのを目の当たりにして、日本という国は、こんなに人権が無視され、人が人として認められない国なんだ!と、絶望的な気持ちになっていただけに、この「ワイルド・ソウル」に描かれるブラジル移民政策が、棄民として切り捨てるための政治の罠だったのだとはっきり分かり、現実とリンクして、ますます怒り沸騰💢💢💢
 ブラジル移民。聞いたことはあったなぁ。知っていたつもりだったけれど、本当の意味で知らなかったのだなぁとつくづく思い知らされ、人の一生をなんだと思ってるんだ!!という憤りが湧き上がってきます。
 昔も今も、許せない政治家たち!!

 夜中、ベッドで文庫本を抱えながら、まさこの胸には、ちっぽけで、何の役にも立てなくても、私はやはり、この道を行こう!という、なんだか訳の分からない強い思いがふつふつと湧き上がっていました。
 「ワイルド・ソウル」は、まだ下巻があります。じっくり読むことにしましょう。