はるばる来ました 函館へ


 最高の日になったねー!いい旅やねー!
 そう何回口にしたでしょう。
 「始まったばっかりなのに、もう終わるみたいやん」と娘たちが笑います。でも、本当に最高の1日でした。旅は景色も食も大事だけど、お天気も大事な要素。台風を心配してたのがウソのように晴れ渡り、空気はまさに秋。爽やかです。
 函館空港に到着。関空から飛んできた娘たちは、さきに着いてレンタカーを借りて迎えに来てくれてます。
 秋空の北海道。広大な牧草地を走り抜け、函館牛乳に寄り道してソフトクリーム🍦を食べて、最初に訪れたのはトラピスチヌ修道院。入場前、修道院やから、静かにせんと!🤫と釘を刺したのはまさこでしたが、気づけば大声で笑ったのもまさこ。そしてサツキ。あきれ顔のトモ。毎回このパターン🤭
 ホント、恥ずかしいんよねー😮‍💨とトモ。
 ドライバーであり、旅のナビゲーターは冷静でしっかり者のトモ。今日の旅程は彼女が立ててくれています。車は函館の街に入り、五稜郭公園へ。タワーから星形の五稜郭を眺め、そのあと公園内の散策。桜の古木が周囲を囲む五稜郭。春に来るともっと感動するねと語りながら歩きました。堀の外に出ると、お堀に向かって「おーい、カエルー!」と叫んでいる幼い姉妹に出会い、「あんたたちも、あーやったねー」と彼女たちの幼い頃をしみじみ思い出します。本当に無邪気でかわいかったなー。なーんにも考えてない、目の前のものに真っ直ぐ向き合ってた頃☺️
 五稜郭の近くのワイン専門店に行きたいのはsommelièreサツキ。彼女のこの旅での行き先チョイスは、北海道ワイン専門店やワイナリー。ワイン関連だけは調べて来たみたいです。ナビで見つけて入ったそのワイン専門店は、小さなかわいいお店で、オーナー夫婦は、優しく親切にいろんな質問に答えてくれました。自分の気に入ったワインしか置いていないというこだわりの店でした。ワインについて、楽しそうにサツキと語っています。夜のホテル飲み用に、おすすめの白ワインとヤギのチーズ、クラッカーなど買い込みました。
 夕食のお店を探しながらホテルに向かい、荷物を置いたら、市電で函館駅前に向かいます。大門横丁で、まずジンギスカンを。次に海鮮餃子を。もう一軒行こう!ラーメンが食べたい!!と言うサツキをなだめ、夜景鑑賞へ。函館山までは、駅前からバス🚌が出ていました。登山道に入ると突然車内のライトが消されて、ちょっとびっくりしましたが、車窓からの夜景を楽しませる粋な計らいだったようで、それこそ木々の間から突然現れる百万ドルの夜景にうおー!の感動の声が車内にあふれます。
 ホテルを出る前に、スタッフの方から「今日は素晴らしい夜景が見られると思いますよ。昨日まで大雨で全然ダメでしたからね」「それに、明日からしばらく点検でロープウェイが休業になるので、今日はギリギリ最後の日ですよ」と言われていました。なんと!!ラッキー❣️
 函館山からの夜景。最高でした😍
 ロープウェイ🚡で山をおり、ホテルまで歩いて帰ろーよと、ゆっくりゆっくり坂道を下ります。ほとんど人気のない夜の道。ジブリ映画大好きの娘たち。主人公のセリフをほぼほぼ暗記しているサツキの独演会が始まります。ラピュタのシータのセリフや魔女の宅急便のキキのセリフ。そんな場面あった???よく覚えてるねーと感心しきり。最後はトモと掛け合いの演技に、あーそれそれ!!と、腹を抱えて大笑い。夜の函館。人っ子一人いない広い道路。信号も気にせず、我ら3人が我が物顔に歩いていると、クラフトビール製作所の看板が。
 「あら!クラフトビールの店よ」と叫ぶまさこに、暗い店の前のベンチでグラスを傾けてた男性が「はい。製作所です。もう閉店ですが、一杯飲んで行きますか?」と声をかけてくれました。どうやら、店のオーナー?だったみたい。案内されて店内へ。それぞれに違うビールをチョイス。まさこはヴァイツェン。
 ああ、美味しい!!
 勧めてくれた彼もうれしそう。函館のおじいさん、おばあさんの言葉は分からないという話、函館港は水揚げ港ではないので磯臭さがないんだという話など、地元ならではの情報を語ってくれました。
 店の外まで見送ってくれて、写真を撮ってくれるついでに、日本最古のコンクリート電信柱がすぐそこにあると教えてくれました。
 通信系の仕事のトモは、興味津々。近づいて写真を撮ってから、ホテルに帰ってきました。
 ささ、ホテルでは、お待ちかねの白ワインとクラッカーでこの日最後の飲み会。
 どんだけ飲むんかーー🤭
 
 最高の1日が終わりました。
 どうでもいいことで大笑いし、美味しく食べて飲める女旅。最高です。
 また、明日もいい日になる!!そう感じながら、眠ります。