ひぐらしに ヒゴタイ揺れる 長者原


 「やっぱり!持っとるねー!!」とWhiteさんが笑います。
 雨☔️予報の久住でした。
 ところが、猟師山登山口に到着する頃には雨雲は風とともに流れ去って、猟師山〜合頭山への縦走は、雨が降るどころか、ときに晴れ間も出たりして。風は涼しく、汗をかいても暑さは感じない気持ちよさ。疲れも半分以下でした☺️
 tuna仲間のうちの3人組(アツコさん、てらミン、まさこ)初めての登山でした。なかでもアツコさんは、本格登山は今回が初めて。この山行きに、アツコさんを山の世界にいざなえるかどうかがかかっています。
 なんとしても、山友に誘い込もうという邪念が見え隠れ😅例によって、感動の強要しまくりです。天気のおかげで、いい山行きとなり、アツコさん、まんざらでもなさそう。
 「今度は、秋に湧蓋山に登ろうよー!」と次のお誘いにも、「よし!行こう!」と手応えあり❣️いいぞ、いいぞ!!
 山を下りたら、猟師山登山口でWhiteさん&やっちゃんと合流。
 さあ!!この後は、これもとっても楽しみにしていたDRUM TAO(久住を拠点に全国で公演活動をしている和太鼓集団)のライブを楽しむ計画ができていました。
 かつては「あざみ台」と呼ばれて、お土産ものなどを置く物産館があった場所に、TAOの野外劇場が作られていました。阿蘇五岳(釈迦涅槃)の絶景を眺望できるその丘は、今「TAOの丘」と名付けられています。
 島根の石見神楽に親しんで育ったまさこにとって、和太鼓は馴染み深いもの。大好きなのです。前々から、ものすごく興味のあったTAOのライブが久住の丘の上で聴けるとあって、興奮ものでした。
 今回は、G組というグループの公演でしたが、日頃どんな過酷な練習を積んで舞台に立っているのか想像できる、鍛え抜かれた身体で、胸にドン!と響く和太鼓を披露してくれました。
 見せる!聴かせる!パフォーマンスのDRUM TAOを満喫しました💓
 「今度は違うグループのライブも来てみたいねー」と話しながら、本日のお宿、トライアルの虎の湯に向かいました。
 にごり湯の温泉で汗を流し、夕食を済ませたら、私たちの部屋でWhite夫妻も交えて酒盛りの始まりです。
 アツコさんは、彼らとは初対面のはずでしたが、それを全く感じない打ち解けぶり。飲んで語って大笑いして、久住の夜は更けました。
 翌日は、6時起きで、朝の長者原散策に。
 夜の酒盛りの折、やっちゃんから長者原にヒゴタイがそろそろ咲いてるはず!という情報を得ていたので、3人で探し回り、やっと見つけました!!
 かわいい😍ヒゴタイ💕朝の長者原を吹き渡る風に揺れています。
 梅雨が明けて間もないというのに、もうひぐらしがカナカナカナカナ。気温は20度、ウィンドブレーカーを着てないと寒いくらいの長者原。朝から哀愁を誘います。
 Whiteさんは、朝ごはんも食べずにすでに山に登っています。
 やっちゃんと3人組は、この日は山には登りません。まさこのタフトに乗り込んで、まずは阿蘇神社を目指します。久住の高原を走る心地よさ。
 幸せーーー❣️
 阿蘇五岳は、雲の中でしたが、カルデラの景色に感動しながら、外輪山から神社に向かって下って行きます。
 熊本地震で倒壊した阿蘇神社でしたが、本殿の建て直しが済んで、真新しい木の香りを漂わせ、堂々としたたたずまいでした。
 ちゃんとお賽銭も投げて、世界の平和を願ってきました。
 神社近くの朝日屋さん(White夫妻御用達の店)で阿蘇の馬肉を買い、地元野菜の物産店で、とうもろこしにアスパラにトマトジュースなど買い込んだら、次は山吹水源に向かいました。
 前来たことがあるのだけれど、今回もやっぱり少し道に迷いながら、なんとか到着。小雨の遊歩道を傘をさして600m歩きました。草刈りの済んだ遊歩道のそばに、刈り残してもらってスックと立つ花の蕾が気になりました。でも、何の花か、誰も分からず😅(あとで画像を見たマツさんから、姥百合=ウバユリだよ!と教えてもらいましたけど)
 水源近くの東屋で、やっちゃんが用意してきてくれたコーヒー☕️を飲んで、ホットなひととき。温まりました☺️
 虎の湯に戻ると、雨に打たれて早めに下山していたWhiteさんにも会えました。もう一泊して久住を楽しんで帰るというふたりとお別れし、我ら3人組は帰路に。
 途中、青の洞門近くで遅いランチを済ませ、それほど疲れも感じず、なんとか無事に帰宅しました。

 持ってる3人組。次もすでに計画中。
 「キャンセルは簡単だから、予約だけしたらいいんよ!」というWhiteさんの助言を受け・・・次回は秋の虎の湯、予約をします!