始まりはここだったな!


 梅雨が戻ると思っていたら、なかなかまとまった雨が降らない😅
 たまちゃんに笑われながらも、週に2回は水やりに往復3時間弱で、てぃだに通っている。もちろん、たまやの開いてる曜日を選んでね😉
 だんだん青みを増す響灘を横目に、幸せ〜💓と感じながらのドライブ。全く苦にはならないから、これがまた幸せ☺️
 さて、そんなとき、もう一つ、ちょっと腹立ち、ちょっと笑えて、あとでなんとなくほんわかとした気持ちになる出来事がありました。
 博多で働いてる教え子から突然、この画像が送られてきたのです。
 「おまえが初めて読ませた本、TSUTAYAにあったけ買ってまた読んだわー」というコメントとともに😅
 「は??おまえ?」
 「おまえこそ、誰かいやー!」なんて返信はしませんよ。でも、心ではそう返事😌
 未だに、恩師を「おまえ」呼ばわりするヤンチャなお方です。
 だけど、やりとりしてると無性にうれしくなって、うれしさのおすそ分けって感じでブログに載せてみました。
 その子たちの担任をしている頃、市内のほとんどの中学校では、朝の15分間、「朝読」と呼ばれる読書の時間がありました。
 国語を担当すると、たいていその学校の図書館担当がついてくるもので、年度始めの授業は図書館に連れていき、好きな本を選ばせて貸し出しし、それを朝読で読むようにしていましたが、まあ、当時のチュウボウがそうそう簡単に本を選べるはずもなく、図書館カウンターに立つまさこを呼びつけては「オレに合う本を選んでくれ!」とのたまう😩
 一人ひとりに、どんな話が好きなのかインタビューしては、「うーん🤔、あなたはこんな感じかなぁ」と本棚から抜き出しては、渡していましたねー💦
 なんとか一冊読み切ると、また「オレに合う本を」攻撃がくるので、もちろんまさこのセレクト「学級文庫」を教室の後ろの棚に設置してました。
 重松清は、好きで、文庫はほぼほぼ読んでいたまさこです。中学生には、読みやすいはず!と、何冊も置いてありました。
 なかでもこの「くちぶえ番長」は、男子に大人気でした。ちょっとヤンチャなお方に薦めて、ハズレはほとんどありませんでした。
 おばあちゃんに育てられてたある男の子は、この本をスタートに、どんどん読書にハマり、ハリーポッターのようなぶ厚い本に読みすすんだりして。問題を起こして家庭訪問した折り、おばあちゃんから「先生、この子がテレビも見ないで本を読んでるから、マンガかと思ったら字ばっかりの本で、びっくりしましたよー」と感謝されたこともありました。自慢😉
 朝読のシーンと静まり返ったあの時間は、一日の始まりの、そして一日中通しても唯一そこだけの、まさこにとっての平穏な時間でした。
 あとは、まるで戦争でしたから😥
 授業中、教室から脱走する生徒を追いかけ回したり、トイレに立てこもる子とドア越しに語ったり。空き時間も校舎を駆け回る日々だった・・・💦
 だけど、担任したどの学級でも「くちぶえ番長」は大人気。男子のクチコミ?で、面白さが広がり、次はオレに回して!と、予約が始まったり。ときどきは、誰かが持って帰ってなくなったりして、買い足し、買い足ししたものでした。
 画像を送りつけてきた彼にも、最初にこの本を薦めたってことです。
「これ、マジおもれーよ」「あとはおもろい作品ないんか!教えろ!」って、何様かい😤それより何より、あなたは本当に社会人ですか?ってところですが、そこはもう怒り💢も枯れた高齢者まさこ。
 「この人、私のことが好きなんだなぁ〜」と許してしまっているのです。
 本屋に足を運び、自分の稼いだお金で本を買って、こうやって画像を送ってくるという変なつながりですが、これもまさこの大切な宝ものなんだなーと、思えてきます。
 ほんわかしたいい話😆?でしたかねー。

 ちなみに、娘のトモもこの本から重松清にハマった人です😉