その三 イッタラまで行ったら

   ヘルシンキ3日目は、曇りときどき雨の予報。合羽を着て出かけました。この日はイッタラのアウトレットのある村を目指す予定でした。
   ヘルシンキ中央駅でチケットを購入してくれたルドルフさん。チケットを手にするやいなや、走るよ‼️と声をかけます。列車の出発時間が迫っているとのこと。ホームまで走り、高速鉄道インターシティーの列車にまさに駆け込み乗車😅
    指定席は二階でした。席に着いてから、ルドルフさんの説明を受けるまさこ。いつも頼れるルドルフさんです。
    イッタラのガラス工房やチョコレート工房などファクトリーの集まる村のあるイッタラ駅には鈍行列車しか止まらないし、本数も少ないと説明を受け、悩む彼女に駅のチケット売り場の女性が、この行程をアドバイスしてくれたのだそうです。
   まずヘルシンキから187キロのところにあるフィンランド第二の都市?(都市というほどでもありませんでしたけど😥)タンペレまでインターシティーで一気に行って、イッタラまで鈍行で引き返すというもの😳
     そこに暮らす人間なら、きっと選択しないでしょうが、旅の中にあって、「イッタラに行きたい!」と願う私たちには、有り難いアドバイスでした。
    国をまたいで走る高速の列車インターシティーは、新幹線みたいなものかな?車窓の景色にしばらくはカメラのシャッターを押していたのですが、列車で過ごす1時間半ほどの間、ほとんど景色は変わらず眠くなってきます。どこまでも続く森の合い間に、ところどころ広々とした畑や湖、かわいい家が現れる以外はただただ森が続くのですから😅
    それにしても、様々な場面で感じるのは、フィンランドの人間信頼に基づいた運営のあり方。駅に改札口はありません。どこからでもホームに入れるし、勝手に電車に乗って降りることができます。チケットは、乗ってから自分でチェック機に挟み、刻印します。インターシティーは、車内で巡回の係りがバーコードの読み取り機を使ってチェックします。ヘルシンキ中央駅から乗ってすぐのどが渇いたので水でも買いたいなぁと言うまさこに、車内にきっと売店があるから、探検に行っといで!とルドルフさん。恐る恐るいくつかの車両を越えて売店までたどり着いたまさこに、巡回の係りの女性が「チケットは?チケットを見せて!」と声をかけ、席に帰れと言います😰しかたなく何も買わずにおずおずと席に戻り、彼女がやってくるのを待ちました💦あ〜、ちょっと怖かった😱
    でも、巡回して来た彼女は、笑顔のステキなテキパキと働く女性でした。
    フィンランドでは、バスの運転手、警察官、工事現場でなどなど、女性がいろんな場所で男性と平等に働く姿を見かけました。日本でも最近増えて来ているのを感じますが、フィンランドでは、あたりまえの感じ😊すてきです。
    さて、眠り💤ながら、景色を写真に収めながら、タンペレに到着。バスもトラムもそうでしたが、車内の案内アナウンスがほとんどなく、駅にも案内板がないので、乗り換えに迷いました。やはりルドルフさんが他の電車に乗ろうとしている駅員さんに聞いて教えてもらって、ギリギリ間に合いました!

     そんなドタバタ劇の末にたどり着いたイッタラ駅。降り立ったのは自転車とともに降りて来た男性と私たちだけ😥けっこう有名ブランド的?なイッタラなのに、目立つ看板もありません。自転車のおじさんが迷う私たちに、ファクトリーの方向を指差して教えてくれました。のどかな田舎の風景を楽しみながら、のんびり歩いて探します。途中、珍しい木の実やで〜っかいキノコ、リス🐿、かわいいゴミ箱などなど見つけては、和ませてもらいながら、この田舎の空気を楽しみました。
    そうやってたどり着いたファクトリー。イッタラのガラス工房やチョコレート工房、レストラン、雑貨屋、アウトレットの店などが点在するさながら小さな村のようなところでした。閉まってるのかしら😱と思うほど閑散として、私たち二人以外に人の気配がありません。
    それでも、まずはアウトレットで商品を見定め、レストランでランチをして、雑貨屋で土産を物色しました。アウトレットでは、まさこはイッタラのワイングラス二脚とペーパーナプキンを購入。そのあとチョコレート工房でチョコを試食して、土産に買って終了。あ、そうそう、まさこは雑貨屋でメイドinイタリーのカシミヤセーターを買って着込んで帰ることに。寒かったんだもの😅
    帰りの電車までの1時間。駅周辺を散歩。少し色づき始めた赤い葉っぱを一枚拾って帰りました。ヘルシンキに近づくにつれ、乗車するお客さんが増えて来て、ああ今日は平日でみんな学校から、仕事から帰ってるんだなぁと思い出しました😅それにしても、帰りが早いな。
    
    日本の至れり尽くせりの「お・も・て・な・し」に、なんだか嫌気がさしてきたのは、なぜでしょう。ああ、そうです。きっと「便利害」を感じるのです。自分のやりたいことをするためには、自分が五感を働かせて動くこと。あたりまえのことが、過剰なサービスによって削がれていく。
    不便益の意味を考えさせられるフィンランド🇫🇮での生活です。
   
さあ、あと一日😉